手をとテオ
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ある日の事たびびとが話しかけます 「なにかひいていただけますか?」 『生憎私は詩人ではなくかたりべです』 『意味をのべず言葉にしはなしをします』 『それでもよろしいですか?』 他の人なら他の生き物ならきっと不気味に思っただろう だが旅人は疲れていた 心も枯れていた だから 「かまいませんなにかお願いします」 かたりべは頷きある英雄の話をはじめた
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