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一斉に聞こえてくる祝福の言葉に亜季は聞き覚えのある声を耳にした。
『亜季、おめでとう。
幸せになれよ。』
…えっ?
声のした方を見ると大きな桜の下に敦が立っていたような気がした。
…ありがとう。幸せになるね。
そう心の中で呟いた。
2人で繋いだ手にギュッと力を込めた。
春の心地よい陽射しを全身に浴び亜季と雄大はゆっくりと歩き出した。
~fin~
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