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「………は?」
「当たり前でしょ?!何のために鈴の家に来たのよ!」
まあ、そういわれれば、そうなんですけど。
夏音を説得できる訳もなく、夕飯もここで食べることとなった。
***
ガチャ
「ちょ、港!それあたしの唐揚げ!!!」
「よそ見してる鈴が悪いんだろ♪」
「ぷっ。」
「…他人事と思わないことね、葵。」
「?!……夏音…、てめえ……。」
「………あのー………。」
「「「「?!?!」」」」
ガヤガヤ夕飯を食べているあたしたちの真上から声がかけられる。
あたしたちは恐る恐る頭を上に向け、声の主を確認する。
………帰ってきたんだ……。
「………あ!お、おかえりなさい!お邪魔してます!あたし、鈴の友達の夏音と言います!」
夏音が立ち上がり、頭を下げる。
すると港と葵も立ち上がり、自己紹介して頭を下げた。
「……丁寧にありがとう。俺は、藤堂李久。これからちょくちょく会うかもだし、よろしくね?」
……アイツは初めて会ったときの、嘘つき紳士で対応した。
………二重人格者。
その言葉は心に秘めておいた。
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