第三章

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「ってことで、考えが変わった。」 急に真剣な顔になった藤堂。 「?」    「本気でお前を落とす。 無理強いはしない。 お前が嫌がることはしない。 そうした瞬間拒否られんの、わかってるし。 …………覚悟してろよ?」 最後の一言を耳元に囁かれ、顔が赤くなるのがわかる。  「~~~~~~っ」 「おっ、そういう反応もすんのな。 可愛いとこあんじゃん」 余裕のないあたしに比べて、余裕たっぷりの笑顔を見せる藤堂。 「~~~~あんたになんか絶対惚れないっっっ!!!!!!」 同居生活2日目の夜。 少し変わったあたしとこいつの関係を、なんと呼ぶ………?
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