女の子とドラゴン

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ククルが住んでいる世界は、大樹に囲まれた自然がたくさんある世界だ。家から日常品まで木を使っている。通行手段はドラゴンで、住人のほとんどがドラゴンと暮らしている。 ククルはドラゴンと暮らしていないので学校まで歩いていく。ククルが街道を歩いていると木に貼り付けられているチラシが目に入った。 「ドラゴンレース…」 ぽつりとつぶやく。私にとって思い出したくないお祭りだ。 「もう十年になるんだ」 私は、チラシが目に入るのを避けて学校への道を急いだ。
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