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「おぅ!どうせなら一番怖そうな奴♪」
ホラーを観るのに、やけにノリノリな乾さんに対して
実はそれほど得意でもなく
ほんの少し後悔していた
早速、画面の映りを確認して、
映った事に喜ぶ私だったが
映画はいきなり殺人シーンで
言葉を無くした
徐々に話しが進むにつれ、
私はまた後悔した
洋画のホラーに付き物…
ベッドシーン
ヤバい…
乾さんが変な気になったらどうしよう
そんな私の心配をよそに画面に見入っている
ダー―ンッ!
と、いきなりテレビから大きな音がして
殺人鬼が現れた!
私は思わず
乾さんにしがみつきながらも
画面から目を離す事なく映画を見ていた
後半に差し掛かると
そんなシーンの連続で
気がつくと
私は乾さんの腕の中にすっぽりと収まっていた
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