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父「おっと。でかくなったな~千春ー」
お父さんは嬉しいような切ないような顔で笑った。
父「今何歳になった?」
千「今年で15歳!!!」
父「わっかいなぁ」
お父さんはそういうと「とりあえずお茶しようか」と言い、私の手を引っ張った。
懐かしかった。
お母さんとは違い、大きくかたかった。お兄ちゃんとは違い血管が少し浮いていた。
わぁ お父さんの手だぁ。
お父さんの手で感動しているうちにカフェに着いてしまった。
「いらっしゃいませ~何名様ですかー?」
ケバい女の店員がやってきた。
父「2人です」
「かしこまりましたぁ~キャハ」
甘ったるく、気持ちが悪い声。おぇー
父「行こう千春」
千「あ、うん!」
私たちは入口付近のテーブルに座った。
隣同士ではなく、前後?みたいな感じ。
父「何頼む?」
「オススメはぁこのサンドイッチセットでぇす~」
店員はまた気持ち悪い声で私たちにオススメを紹介する。
てか、オススメっていうより1番高いやつじゃん!
サンドイッチで958円で微妙なうえ高いな!!!
するとお父さんは
父「あ、じゃーコレくだ・・・・・「いやー!お父さん!!!あたしこのホットケーキミックスがいーなぁ!!!」
私はお父さんの声にかぶせるように言った。
案の定ケバい女はしかめっつらで私を見る。驚いたぁみたいな顔したあとに、は?なんだよコイツみたいな顔で睨んでくる。
千「じゃ、お願いしまーす」
「かしこまりました・・・・・」
店員は不機嫌に戻って行った。
お父さんはというと
失笑だった
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