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「やっぱりいいや! こんなことしててもつまんねえし・・・。ほら、行け、行け!」
その少年の言葉は、この不良グループの中では“絶対”だった。
「えっ?」
「ちっ!」
「助かったな。ありがたく思えよ。」
いろんな反応を示しながらも、他のメンバー達はリーダーの言葉に従い高校生から少し離れた。
絡まれていた高校生も驚いた様子でぼう然と立っていたが、「行け」という言葉に従い、もともと行こうとしていた方向へ、少年達をすり抜けて歩き出した。
が、2、3歩行ったところで、急に立ち止まり、振り返って、不良達をじっと見据えた。
次の瞬間、
異変が起こった・・・。
その不良達はその場にバタバタと崩れ落ちるように倒れたのだ。
時間にしてものの1、2秒・・・
全員、息を引き取っていた。
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