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「悔しい。」
「悔しい。」
圭介と重なった。
気持ちが重なった。
お互い、
繋いでいた手に力が入る。
私達はいつまで彼等に馬鹿にされていかなくちゃいけないのかな?
私達が子供だから
まだまだ弱いから…
なら
「もっと強くなろう。あいつらにも馬鹿にされないくらいに。」
誰にも負けない位に。
あの人と肩を並べられるように。
「うん。要の、先生の足手まといになら無いように。もっと…!」
強くなろう。
より一層強くなろう。
強くならなくちゃ。
此処を守るためにも。
だからお前にも負けないよ。
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