日常

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「「要!!」」 二人の小悪魔達は一瞬で こちらを向いた。 辺りにはなを咲かせて。 「いっ井上先生!ハァ…」 「あれ?もしかしてあんた初対面か」 遠くからでは気付かなかったが 二人を追いかけていた彼はどうも 初めましての彼だったようだ。 「はっはい!和泉孝太郎と申しますっ今朝正式な試験を終えたところです!」 「成る程。…これから、よろしくな和泉。」 「はい!!」 っなんか…でっけぇ男版の 一葉見てるみてぇだ… ちょっと真面目で元気で表情豊かで、 ってまぁそれは後で良いんだ! 「圭介!一葉!今日は何だって入りたてとなんか喧嘩してんだ?」 「だってこいつが」 「私達のこと馬鹿にしたんだもん!!」 器用に二人で話さなくても… 振り返ってみると もう初対面の彼は姿を消していた。 「こっちはただ手合わせしてただけなのに」 「あんな餓鬼まで居るのか、二人とも細くて弱そうだ」 「「何て言うんだよ!?」」 まぁ、初見の状態だったら そう言っても仕方ないんだけどな 実際お前ら細いし 意外と思ったこと口に出す質なんだな 「だから少なくともあんたよりは強いよって言っただけ」 「前に来たときは我慢してたけどね」 「ねー」 「なー」 んー。 また今日もどっちもどっち って感じだな お前今相当やりきった顔してるけどなぁ… 「理由は分かったから、お前らはまず着替えて来い。汗そのままにしてるだろ。風邪なんてひかれたら元も子もない。」 「「はーい。」」 素直で良い奴なんだけどなぁ 二人とも うーん…image=463340676.jpg
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