日常

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「えー何でよー!二人で探した方が早く見つかるって!」 早く… 確かに早くは見付けたいけど そろそろ日も暮れるし… 遅くなると心配かけちゃうし… 「よ、四つ葉の葉っぱ。」 「四つ葉の葉っぱ?」 「そう。珍しくて幸せの葉っぱだって姉様がくれた葉っぱ。」 どうせ馬鹿にされると思ったけど この人の反応はちょっと違った。 「んー…四つ葉の葉っぱって白詰草の事だよね?見たこと無いんだよねぇー。ただの三つ葉じゃなくて?」 この人は四つ葉の葉っぱを見た事がないって 真剣に悩んでいた。 「うん。四つ葉。」 「なるほど!じゃあ私こっちの方探すねー。」 え? 本当に探してくれるんだ… お姉さんは私の説明に合点したのか 先程のまで倒れていた辺りを探し始めた。 って私と早く探さないとー!   
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