日常

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「こんな所で何してたんだよ。おねーさん」 この嫌みな言い方… 振り返らなくても分かる 「圭介!」 圭介は違和感なくそこに居た いつの間にか。 あれ、何か怒ってる? 「お前、梅さんに遅くなるなって言われなかったのか?」 「あ。」 ー今日は冷えるから早く帰ってこいよー 忘れてた…。 圭介は大きなため息をついた。 「まっ何でもいいけど、早く帰ろうぜ。一葉が最後だぞ。」 「うん!」 ここの花の精は 中々我慢しぃなのね。 椿ちゃん…か また会いたいな。 「おい一葉ー!早くしろよーっ」 「あ、待ってよ圭介ー!」 私は帰り道圭介に今日の事を話した。 すっごく可愛い花の精こと 椿と同じ名前の子供と出会ったこと その子の探し物を手伝ったことを。 まぁそれで休みは終わっちゃったけど 楽しかったことを。 そしたら圭介は 今日見回った時のことや 要や班の皆のことを話してくれた。 やっぱり圭介と居ると落ち着く。 早く帰って梅さんのご飯食べたいなー!
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