第一章

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『奈々美、今日は屋上でお昼にしよっ』 「あれ?理沙がお弁当って珍しい……手作り?」 私がそう言うと理沙はお弁当を見せびらかせ、笑顔になった 『彼氏が作ってくれたのだっ!』 まぁ……普通は逆なんだけどね 「じゃあ行こうか」 そう言って歩き出そうとした時だった 『あれ?河西さんと須田さん……だよね?』 『先生ー?どしたのこんなとこで!』 理沙の声が……遠くから聞こえるような気がした それよりも、どうしてこの人がここに居るの? いや、学校に先生が居るのは普通のことだけど……
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