春の桜と君の瞳

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何が起こったかわからなかった。 脳がついていけてなかった。 「良かった…入部希望者がいて…!!」 抱きしめられていた。 今知り合ったばかりの先輩に。 感じたことのない温もり。 なんだか、すごく (安心するー…) 嗅いだことのない良い匂いが私の鼻につきまとう。 この癖になるかのような匂いに翻弄しながら、少しだけ手に力を入れた。 今思えば、 これが私たちを苦しめる原因だったのかもしれない…
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