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「…琶弥斗」
「何」
「眠い…」
今にも閉じそうな重い瞼を必死に持ち上げようとする莱香。
「昨日何時に寝たのさ…」
「…3時」
「もはや昨日じゃない」
思わず深いため息が出る。
…でもまぁ、そろそろ私も校長の話しの長さに苛々してきている。
と、同時に瞼に重さが…
「だってぇ…楽しみで眠れなかったんだもん」
「ふーん…」
そんなに楽しみなもんかねぇ。
高校生活が始まるってだけで、何か新しい出会いがあるわけでもないし…
…にしても校長の話しが長い
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