春の桜と君の瞳

3/12
前へ
/14ページ
次へ
「…琶弥斗」 「何」 「眠い…」 今にも閉じそうな重い瞼を必死に持ち上げようとする莱香。 「昨日何時に寝たのさ…」 「…3時」 「もはや昨日じゃない」 思わず深いため息が出る。 …でもまぁ、そろそろ私も校長の話しの長さに苛々してきている。 と、同時に瞼に重さが… 「だってぇ…楽しみで眠れなかったんだもん」 「ふーん…」 そんなに楽しみなもんかねぇ。 高校生活が始まるってだけで、何か新しい出会いがあるわけでもないし… …にしても校長の話しが長い
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加