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はい、現在校長の長い…いや長すぎる話し継続中です。
隣にいる莱香は立ったまま寝ています。
「ふぅ…」
桜を見ると、あの人を思い出す。
あの、私の髪を優しく撫でる細くて大きい手ー…
「…あのカメラも、__が…」
ドサッ
「!!?」
いきなり肩に掛かった重みに、膝の力が抜けそうになる。
「…っ、ら、莱香!」
「ん…?」
「起きろ馬鹿!」
「へっ、あ!ごめん…!!」
「ったく、入学早々先生に呼び出しとかされたらどうすんの」
「これくらいじゃ呼び出しなんてされないって~」
「…」
「いてっ!!」
のほ~んとした笑顔を浮かべる莱香の綺麗なおでこに、一発デコピンをくらわせた。
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