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柚月「‥‥ご察しの通り私たちはある忍一族の者です。名は柚月。」 夢月「‥‥‥夢月。」 柚月「性は橘。ある事情があり私たちは一族の者に追われてました。」 そこまで聞くと山崎が口を開いた。 山崎「橘って、どっかで聞いた事ある思とけど、あの橘一族なんか!?」 土方「山崎、知ってるのか?」 歩「忍の間で橘の名は有名です。 決して大きい一族ではありませんが 不思議な力があり、任務の成功率は高い‥‥でも失敗した場合…。」 夢月「そんな事まで知ってんのか?」 黙っていた夢月は感心とばかりに目を細める 土方「‥続けろ」 柚月「私たちはあの日任務失敗に終わりました。そして一族の掟である 力と情報の流出を防ぐ為に殺される所でした。」 土方「掟なんだろ?なぜ潔く死なねぇ?」 夢月「俺たちは武士とは違う。それに今回の失敗は仕組まれた物だった。ハメられたんだ…黙って死ねるかよ。」
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