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いると分かってから、
俺は自分の家に戻って
学校にもあまり行かなくなった。
携帯も電源を入れていない。
隼人達に逢ったら、
変な態度が出てしまいそうだし・・・。
今はつわりがあって
飯もろくに食えてない。
そんな様子の俺に
両親は気付いたみたいだ。
だからちゃんと
俺の気持ちをいったんだ。
『腹ん中の子供を産みたい』って。
殺すって考えは生まれなかった。
隼人との子だし、
こいつと一緒なら
1人でも頑張れる気がした。
両親は認めてくれた。
「お前は1人じゃない。
私たちもいるだろう。」って
正直びっくりした。
親にもおろせとか、
この家を出てけとか
言われるんじゃないかと
思っていたから。
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