女子の皮を被ってるに違いない

2/13
前へ
/22ページ
次へ
7月の校庭は蒸し暑く、まだ動いていないのに俺の首筋には汗が浮いていた。 特にする事もないので、用を足しに行った友人の帰りを待ちながら、校庭の片隅でぼんやりと突っ立っていた時だ。 「む」 何やら楽しそうな女子の塊を見つけ、なんとなく視線をやる。 そこに気に食わないモノを見つけて、俺は眉間皺を寄せた。 「…リア充爆発しろよ」 女子の群れの中心に、野郎を見つけたのである。
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加