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「ああコレー?」
すっと市雪の横に来た中山ルカ
いつもおっとりしている中山は話し方と同じように話す
「いっつもね、らぎちゃんコレにゴシップ書いたりするんだ」
中山は小学校に通っている時からの友達の為、市雪の事を"らぎ"と呼んでいた
話すのに何秒かかったんだ
吉野は心の中で苦笑いした
しかし織田はその間ゴシップ手帳から目を離さなかった
「市雪さん書いてる?その事」
そう言うと市雪の顔が軽くそっぽを向いた
「じゃあ俺達で調べようよ」
「え?」
「目的は一緒だろ」
「そうだね」
「どうするー?らぎちゃん」
「…ま、一人じゃダメだと思ってたし…わかった、よろしく」
「ああ、よろしく!」
「よろしくね」
「よろしくぅ」
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