3話

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変な夢を見た 私と両親が仲良く食卓を囲んで笑っている夢。 絶対にそんな事はもうないのに。 私は心の奥底でこんな事を望んでいたのか。 そう思うと馬鹿馬鹿しく思えてきた。 眠たい目を擦りながら私は階段を降りた 降りた瞬間変な臭いがした。 多分これはお酒の臭いでお母さんが帰ってきたのだろう。 朝から憂鬱だ… そんな事を思っていると 目の前にお母さんがいた。 母「あら…おはよう。お母さん暫くは会社に泊まるから」 そう言ってお母さんは家を出た。 嘘つき… 会社じゃなくて男の所にいるんでしょ…。 早く くたばってしまえ。 私は朝食を作って食べて、玄関を出た。 楽しくない…学校なんて。ただ息が苦しくなるだけよ。 亜九羅は学校へと続く道のりを歩き出した。
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