3話

4/12
前へ
/115ページ
次へ
学校で何を得る? 何も得ない 今日も明日も同じ事を繰り返すだけ。 めんどくさそうに数学の公式を書いていく教師。 生徒なんか何も聞いていない。 そぶりを見せているだけ。 ほら、授業中なのに携帯をしてる奴がいる。 そんな奴らに隠れて、私は夢の中に落ちてゆく。 周りがガヤガヤとうるさくなっていた。 私は起きると時刻を確認した。 PM3:22 えー…。うっそだろー 私は約6時間の間寝ていた事になる。 てか微妙な時間だな。ちょっきりに起きれないのかね私は。 今の時間は帰りの会。 帰りの会が終わると私は素早く教室を出た。 A子ちゃんに 「掃除があるよー!」 と言われたのは無視しておこう。 一人早めに学校を出た私は、そのまま家に帰る事にした。 本屋に行こうと思っていたのだが、買いたい本が思い付かなかったのだ。 駅に行く道にはたくさんの物、人で溢れかえっていた。 皆、生き生きとしていて、輝いていた。 私だけ…死んでいるように見えた。 そんな事を思いながら、 私は陽のさしていない帰り道を歩いた。
/115ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加