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そんなこんなで若菜は総長を倒してこの喧嘩は幕を閉じた。
帰り際、亜九羅は先程疑問に思った事を若菜に告げた
亜「なんかさ、さっき族潰しを頼まれたみたいな事言ってなかった?」
若「あー…。まぁ申し込みと言えば申し込みじゃん(笑)」
亜「まぁそうなんだけどさ。頼まれるって誰に?」
若「……………まぁ。色々?」
亜「…言え。」
こんなに怖い亜九羅を見たのは初めてだ…っ!
と思った若菜は溜息をついて亜九羅に話した。
若「うちさー。そう言う族潰しを結構頼まれてるんだよねー。ほら、いっぱいいても族の均衡を保てないって言うか。」
亜九羅はさらに質問した。
亜「なんで若菜がしてんの…?」
若「んー…。まぁ色々あんだよー。…亜九羅がリストカットするのと一緒だよ。」
亜「……っ!」
亜九羅は何も言えなくなってしまった。
自分がリストカットをするのはストレスや色々な原因があるから、
それと同じように若菜にもストレスがある。
若菜はそのストレスを喧嘩で発散してるに過ぎない。そんな事をやめろという権利は私には無いのだ。
若菜は亜九羅が思っている事を悟ったのか
若「まぁ!こんな話しは置いといて、もうこんな時間だけど…いいの?」
そう言われて慌てて携帯を開くとなんと
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亜「やべえ。うち今日学校休もう。」
これから学校に言っても勉強にはならないし、それに面倒だ。
若「そりゃそうでしょ(笑)あ!そうだ!今から亜九羅の家行きたい!」
亜「んー…。いいよ。」
両親は今日も帰ってこないだろう。母さんも帰ってこないし。
若「まじで!?じゃあ早くバイクに跨がって!」
若菜は急かすようにそう言った。
まぁ…しょうがないか。
そう思って亜九羅もバイクに跨がった。
今思ったのだが、よく捕まらなかったと思う。
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