3話

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そんなこんなで若菜は総長を倒してこの喧嘩は幕を閉じた。 帰り際、亜九羅は先程疑問に思った事を若菜に告げた 亜「なんかさ、さっき族潰しを頼まれたみたいな事言ってなかった?」 若「あー…。まぁ申し込みと言えば申し込みじゃん(笑)」 亜「まぁそうなんだけどさ。頼まれるって誰に?」 若「……………まぁ。色々?」 亜「…言え。」 こんなに怖い亜九羅を見たのは初めてだ…っ! と思った若菜は溜息をついて亜九羅に話した。 若「うちさー。そう言う族潰しを結構頼まれてるんだよねー。ほら、いっぱいいても族の均衡を保てないって言うか。」 亜九羅はさらに質問した。 亜「なんで若菜がしてんの…?」 若「んー…。まぁ色々あんだよー。…亜九羅がリストカットするのと一緒だよ。」 亜「……っ!」 亜九羅は何も言えなくなってしまった。 自分がリストカットをするのはストレスや色々な原因があるから、 それと同じように若菜にもストレスがある。 若菜はそのストレスを喧嘩で発散してるに過ぎない。そんな事をやめろという権利は私には無いのだ。 若菜は亜九羅が思っている事を悟ったのか 若「まぁ!こんな話しは置いといて、もうこんな時間だけど…いいの?」 そう言われて慌てて携帯を開くとなんと PA:5:48 亜「やべえ。うち今日学校休もう。」 これから学校に言っても勉強にはならないし、それに面倒だ。 若「そりゃそうでしょ(笑)あ!そうだ!今から亜九羅の家行きたい!」 亜「んー…。いいよ。」 両親は今日も帰ってこないだろう。母さんも帰ってこないし。 若「まじで!?じゃあ早くバイクに跨がって!」 若菜は急かすようにそう言った。 まぁ…しょうがないか。 そう思って亜九羅もバイクに跨がった。 今思ったのだが、よく捕まらなかったと思う。
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