4話

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若菜の家は…まぁ金持ちだ。 世界の資産家のトップ?らしい。 なーんて思ってる亜九羅も金持ちだったりする。 お父さんの家が大企業の家で、お母さんが古くからの家元。 どっちの神経も腐ってるけどね。 まぁその話しは置いといて、 今日は学校にも行かないし、若菜と二人で家にいた。 すると若菜が 若「ねー。うちここに住んでいい?」 なんて言ってきた。 亜「え…っ。」 亜九羅は困惑した。いくら両親が帰ってこないとは言え、前のように突然帰ってきて、口論になるかもれない。 若「大丈夫だよー。うちの情報によると、亜九羅父は愛人と同棲中。母は浮気相手と同棲中。 まぁ愛人も浮気相手も変わんないかっ。 だから、大丈夫。」 亜「…お前はどこまで恐いんだよ。しかもそんな情報はどうでも良いの。問題は若菜だよ。若菜には優しい両親がいるじゃん。両親が悲しむよ。」 正直私は若菜と一緒にいたい。 だけど…っ 若菜は優しく亜九羅に微笑み 若「大丈夫だよ。うち一人暮らし始めてたし。亜九羅は嫌…?」 若菜は眉を寄せて亜九羅を見つめた。 うっ…。私こうされたら弱いのに…っ 亜「…っい…いやじゃ……ない。」 そう言った亜九羅に若菜は抱き着いて 若「やったぁ!!!じゃあこれから服とってくる!家具とかは…要らないよね!じゃあちょっと待っててね!」 そう言って若菜は走って言ってしまった。 呆気に取られた亜九羅はバイク音が聞こえるまでうごけなかった。 たくっ、いつも私を困らせるんだから…。でも…、いつもそういう所に私は助けられてる。 ありがとう… 亜九羅は不安や安心が混ざった気持ちを押し殺し、若菜の帰りを待っていた。
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