35人が本棚に入れています
本棚に追加
若菜の家は…まぁ金持ちだ。
世界の資産家のトップ?らしい。
なーんて思ってる亜九羅も金持ちだったりする。
お父さんの家が大企業の家で、お母さんが古くからの家元。
どっちの神経も腐ってるけどね。
まぁその話しは置いといて、
今日は学校にも行かないし、若菜と二人で家にいた。
すると若菜が
若「ねー。うちここに住んでいい?」
なんて言ってきた。
亜「え…っ。」
亜九羅は困惑した。いくら両親が帰ってこないとは言え、前のように突然帰ってきて、口論になるかもれない。
若「大丈夫だよー。うちの情報によると、亜九羅父は愛人と同棲中。母は浮気相手と同棲中。
まぁ愛人も浮気相手も変わんないかっ。
だから、大丈夫。」
亜「…お前はどこまで恐いんだよ。しかもそんな情報はどうでも良いの。問題は若菜だよ。若菜には優しい両親がいるじゃん。両親が悲しむよ。」
正直私は若菜と一緒にいたい。
だけど…っ
若菜は優しく亜九羅に微笑み
若「大丈夫だよ。うち一人暮らし始めてたし。亜九羅は嫌…?」
若菜は眉を寄せて亜九羅を見つめた。
うっ…。私こうされたら弱いのに…っ
亜「…っい…いやじゃ……ない。」
そう言った亜九羅に若菜は抱き着いて
若「やったぁ!!!じゃあこれから服とってくる!家具とかは…要らないよね!じゃあちょっと待っててね!」
そう言って若菜は走って言ってしまった。
呆気に取られた亜九羅はバイク音が聞こえるまでうごけなかった。
たくっ、いつも私を困らせるんだから…。でも…、いつもそういう所に私は助けられてる。
ありがとう…
亜九羅は不安や安心が混ざった気持ちを押し殺し、若菜の帰りを待っていた。
最初のコメントを投稿しよう!