5話

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夜の外は生暖かい空気がまだ残っていた。 若菜のバイクの後ろに跨がり若菜の腰に手を回した。 若「いやーん。亜九羅ちゅわーん。えっちぃ。」 よし。コイツはもう明日の日の出は見れないな。 何も言わない亜九羅に拗ねたのかバイクの走りは加速しっぱなしだった。 キューーッ。 亜「若菜…。後で覚えておいてね?」 若「………………あい。」 ふんっ。今更わかっても、もう遅いし。 つか… 亜「潰して良い奴らは何処?」 若「こちらでござんす。」 うん。君誰? 辺りを見回してみた。 辺りは倉庫が建ち並んでいた。塩の匂いはしないので海の近くではないらしい。 ちょっと残念。 ガヤガヤと声が聞こえる頃には若菜はもう元に戻っていた。 1番うるさい倉庫の前へ来て若菜は 扉に向かって跳び蹴りをした。 バッコーーッン。 すげえ音。 「なっ!誰だ!?」 良い反応あざっすー。 若菜は倉庫の中心まで行く。 私は倉庫の扉付近で観察。 若菜は大声で 若「総長さぁーん。いますかー?早くこないとー…下っ端君達潰すよ?」 そう言った瞬間、若菜の近くにいた下っ端Aが顔面をぐちゃぐちゃにされて倒れていた。 辺りの奴らは見えなかったらしい。 説明すると 若菜が下っ端Aを掴まえ、まず鳩首を殴る。そして顔面を殴り続ける。 こんな事を瞬間的にやれる奴がいるんだと思ったら負けだ。 やっと我に返った周りの奴は 「て…てんめぇええ!!!!!!!!!」 怒り狂って襲い…基、若菜を殴りかかってきた。 それを簡単にかわし相手の鳩首を殴る。
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