5話

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若「凌駕君の族を潰しに来たんだよ?」 そう言うと幹部達の空気が変わった。 坂「若菜ちゃんがぁ?え。どうして俺の族なのぉ?」 坂井が若菜に質問する。 若「ん?うちは頼まれただけだから。」 坂「ふぅん。じゃあ最近の族潰しってぇ全部若菜ちゃんとぉ…その子でやってたのぉ?」 そう若菜に言って坂井は亜九羅に視線を向けた。 その視線に亜九羅は悪寒が走った。 コイツ…気持ち悪い 若「だからさー、そんな所にいないでこっち来てくんない? …一瞬で潰してあげる。」 坂「こわぁい。てか、その服可愛いねぇ。」 やっと服に興味をもってくれたっ! なんて顔をしていた若菜に蹴りを入れた。 若「いやーん。蹴り痛いんですけどー。」 亜「黙れ。それより早く潰せ。」 はいはい、と若菜はまた坂井との会話を続けた。 若「ごめんねー。話し続けるねー。」 坂「うーん。俺ぇ無視された?」 若「坂井を潰したいから早くこっちきてよ。」 坂「…俺ぇ、また無視されたあ。しょうがないなあ…。」 そう言って坂井は一階へと降りてきた。後ろには五人の幹部がついてきていた。 それをぼーっと見ていた亜九羅に若菜は 若「うち坂井殺るから亜九羅幹部五人殺ってくんない?」 なんてむちゃな事を言ってきた。 亜「五人とか多いし。」 若「大丈夫だよー。亜九羅ならあんなん強いのうち入らないって。」 それはまぁ…。負ける気はしないけど。 チラッと幹部五人を見てみる。 うん。弱そう。チワワみたい。 いつのまにか坂井達が近くにいたのでびっくりした。 若「じゃあ…はじめ「待ってえ」…何?」 言葉を遮られて若菜が若干不機嫌になった。
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