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若「凌駕君の族を潰しに来たんだよ?」
そう言うと幹部達の空気が変わった。
坂「若菜ちゃんがぁ?え。どうして俺の族なのぉ?」
坂井が若菜に質問する。
若「ん?うちは頼まれただけだから。」
坂「ふぅん。じゃあ最近の族潰しってぇ全部若菜ちゃんとぉ…その子でやってたのぉ?」
そう若菜に言って坂井は亜九羅に視線を向けた。
その視線に亜九羅は悪寒が走った。
コイツ…気持ち悪い
若「だからさー、そんな所にいないでこっち来てくんない?
…一瞬で潰してあげる。」
坂「こわぁい。てか、その服可愛いねぇ。」
やっと服に興味をもってくれたっ!
なんて顔をしていた若菜に蹴りを入れた。
若「いやーん。蹴り痛いんですけどー。」
亜「黙れ。それより早く潰せ。」
はいはい、と若菜はまた坂井との会話を続けた。
若「ごめんねー。話し続けるねー。」
坂「うーん。俺ぇ無視された?」
若「坂井を潰したいから早くこっちきてよ。」
坂「…俺ぇ、また無視されたあ。しょうがないなあ…。」
そう言って坂井は一階へと降りてきた。後ろには五人の幹部がついてきていた。
それをぼーっと見ていた亜九羅に若菜は
若「うち坂井殺るから亜九羅幹部五人殺ってくんない?」
なんてむちゃな事を言ってきた。
亜「五人とか多いし。」
若「大丈夫だよー。亜九羅ならあんなん強いのうち入らないって。」
それはまぁ…。負ける気はしないけど。
チラッと幹部五人を見てみる。
うん。弱そう。チワワみたい。
いつのまにか坂井達が近くにいたのでびっくりした。
若「じゃあ…はじめ「待ってえ」…何?」
言葉を遮られて若菜が若干不機嫌になった。
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