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坂「その子ってぇ。…亜九羅ちゃんじゃないのぉ?」
若「なんでー?」
坂「雰囲気とかぁ、体型とかぁ色々とぉ一致したからぁ。」
鋭いな、さすが族のトップって所か?
亜九羅はそう思い、強く脈を打っている心臓を落ち着かせた。
坂「んでぇ。どぉなのぉ?」
坂井がニコリと微笑み亜九羅を見た。
若「違うしー。つかさ、今潰されるんだから、そんな情報いらない…っよね!」
若菜は言い終わらないうちに坂井に殴りかかった。
寸前で避けた坂井は少しだけ体勢を崩し床に手をついた。
てか、若菜何気に嘘ついたし。まぁ…別に良いけど。
亜九羅がそんな事を思っていると
ヒュッ…
突然ハサミが亜九羅の目の前を横切った。
びっくりー…。てかなんでハサミ?
と思い飛んできた方を見てみると幹部達がいた。
五人を見てみると武器らしきものを持っているのはハサミ男だけのようだ。
亜「はぁー…。何だよ?」
亜九羅は幹部を睨みつける。
幹部達は若干ビクつきながらも亜九羅を見据えて
「貴女の相手は僕達がします。五人も相手じゃ貴女に勝ち目はないでしょう。」
そういうと幹部はニヤニヤしながら亜九羅に殴りかかってきた。
ハサミ男は懐からハサミを取り出し投げてくる。それを亜九羅は簡単に避け、隙がありすぎる幹部達を次々に倒していく。
一人は顔面を殴り、一人は急所を本気で蹴る。一人は回し蹴りをして失神し、一人は足の骨を蹴りを入れて折った。
弱い。本当にこれが幹部か?
最後の一人になったハサミ男は腰を抜かして
「ひっ……や…やめて!いや……来る…なっ!」
なんて事を抜かしてる。
亜九羅はそんな動けないハサミ男の前に立ち、
顔面を殴った。
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