5話

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風呂から上がった時にはもう若菜は起きていた。 若「おはおはー。」 …若菜さん。血の着いた服で笑顔をこっちに向けないで下さい。怖いです。 亜「服血ついてるから風呂入ってくれば?」 そう亜九羅が言うと若菜は慌てて風呂場へと行った。 つかーれた。 私はソファーに腰を降ろしテレビを着けた。 ソファーに血は着いておらず、少しだけほっとした。 テレビを着けると 『速報! あの大手企業の高松企業と貿易で世界トップクラスの島崎企業が、契約を結び、世界を驚かせています!』 …………………………………は? いやいやいやいや。 ちょっと待て。つか私の親の会社ってそんなにでかかったか?←デカイです。 しかも契約って……糞親父は何を考えてるんだ…? 若「いやーきもちい。」 若菜が風呂場から戻ってきた。 亜「ちょっと…これ見てよ。」 亜九羅は先程と同じ内容の映像を若菜に見せた。 若「えー。聞いてないし。」 若菜はそう言って笑顔を作っているが、内心はとても驚いていた。 若菜は何処からか携帯を取り出し 若「糞親父に聞いてくる。」 そう言ってリビングから出た。 はぁ。別に島崎と契約するのは良いけどさ……………………あんた島崎嫌がってたじゃん。 どーゆー風のふきまわしだこの野郎。 つかてめぇの浮気相手、マスゴミにばらすぞ糞が。 亜九羅は心で毒を吐いていた。 話が終わったのか、若菜はリビングへと戻ってきた。 亜「どうだった?」 亜九羅がそう言うと若菜は呆れ顔で 若「面白そうだと思ったから、契約したんだって。」 そう言って若菜は溜息をこぼした。
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