5話

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亜「うっさい!「あれえ?誰かと思えば春樹さんじゃん。」 若菜は亜九羅に抱き着きながら言った。 春「ん…?ああー!若菜ちゃんじゃん!若菜ちゃんも大きくなったねぇ。どれお兄ちゃんに見せて…。」 若菜は春樹の伸びてくる手を払い冷たい表情で春樹を見た。 若「触らないで下さい。今頃になんの用です?良く亜九羅の前にノコノコと現れますね。 亜九羅がどれだけっ…、どれだけ傷付いたとも知らず!!!」 若菜は怒りながら春樹を見据える。 亜「…………まぁ。うちもそんな感じに思ってたから。本当だよね。五年も向こうにいてさ、連絡ひとつ寄越さないってね…(笑)。まぁ連絡した所で取らないけど。 しかも、あんたもう20でしょ?あんたなんか結婚して糖尿病で死んじゃえ。」 そうして一言 亜「兄貴なんて大嫌い。」 春樹はそれを聞いた途端顔面蒼白になった。 それを見て亜九羅と若菜は 「「きもっ…。」」 眉を寄せながらそう言った。 春樹が放心状態でいると、春樹の後ろからピョコっと男の人が現れた。 ?「亜九羅ちゃんー。それはアッテルけどー。この馬鹿にもイロイロあるんだヨー。」 そう言ってきたのは若「にぃさん!?」 若菜のお兄ちゃんだった。 ?「ヤッホー。」 島崎グループの跡取り息子 島崎 棗 シマザキ ナツメ。 成績優秀で尚且つかっこいい。私の兄貴とは大違い←亜九羅はこう思ってるが、実は春樹もむちゃかっこいい。 棗も大のシスコンだ。 まぁ春樹とは違い抱き着きはしないらしい。 変な喋り方なのは面白いかららしい。変人だ。 棗「コイツはネー?亜九羅ちゃんが大人になってから困らないヨウニーって頑張ってたんだよ-? マァ、それが亜九羅チャンを傷付カセテしまう原因になっちゃったケドー。」 亜「そんなの知る訳ないじゃん。」 亜九羅は春樹を冷たい目で見つめた。
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