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亜「うっさい!「あれえ?誰かと思えば春樹さんじゃん。」
若菜は亜九羅に抱き着きながら言った。
春「ん…?ああー!若菜ちゃんじゃん!若菜ちゃんも大きくなったねぇ。どれお兄ちゃんに見せて…。」
若菜は春樹の伸びてくる手を払い冷たい表情で春樹を見た。
若「触らないで下さい。今頃になんの用です?良く亜九羅の前にノコノコと現れますね。
亜九羅がどれだけっ…、どれだけ傷付いたとも知らず!!!」
若菜は怒りながら春樹を見据える。
亜「…………まぁ。うちもそんな感じに思ってたから。本当だよね。五年も向こうにいてさ、連絡ひとつ寄越さないってね…(笑)。まぁ連絡した所で取らないけど。
しかも、あんたもう20でしょ?あんたなんか結婚して糖尿病で死んじゃえ。」
そうして一言
亜「兄貴なんて大嫌い。」
春樹はそれを聞いた途端顔面蒼白になった。
それを見て亜九羅と若菜は
「「きもっ…。」」
眉を寄せながらそう言った。
春樹が放心状態でいると、春樹の後ろからピョコっと男の人が現れた。
?「亜九羅ちゃんー。それはアッテルけどー。この馬鹿にもイロイロあるんだヨー。」
そう言ってきたのは若「にぃさん!?」
若菜のお兄ちゃんだった。
?「ヤッホー。」
島崎グループの跡取り息子 島崎 棗 シマザキ ナツメ。
成績優秀で尚且つかっこいい。私の兄貴とは大違い←亜九羅はこう思ってるが、実は春樹もむちゃかっこいい。
棗も大のシスコンだ。
まぁ春樹とは違い抱き着きはしないらしい。
変な喋り方なのは面白いかららしい。変人だ。
棗「コイツはネー?亜九羅ちゃんが大人になってから困らないヨウニーって頑張ってたんだよ-?
マァ、それが亜九羅チャンを傷付カセテしまう原因になっちゃったケドー。」
亜「そんなの知る訳ないじゃん。」
亜九羅は春樹を冷たい目で見つめた。
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