第一章

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「いや、ほら、せめてあと一人、男がいないと気まずいじゃん。だから頼む!」 そんなもんなのか…? 「面倒だ…。」 そう答えた。 「頼むよ、女子高の人だぜ」 「…………わかったよ。」 女の子にはあまり興味がないが、暇だし、クラーの効いているカラオケに行くのも悪くないか……。 「場所は?」 そう聞くとわりと近いカラオケ店を拓也は言った。 「十分で行く…」 「ありがとな♪」 「いくら金持っていけばいい?」 「歌い放題飲み放題で1000円!!」 のんきな明るい声だ…多分電話の向こうではVサインだしてるんだろうな……。
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