6

15/34
290人が本棚に入れています
本棚に追加
/131ページ
「…でさぁー」 後ろから声が聞こえて来て、慌てて走り出した。 「はぁっ…はぁっ…」 誰もいない階段の踊場までたどり着くと、 「…っ…」 勝手に目から熱いモノが流れ出た。 なんでっ なんでっ 泣いてるのっ?私っ どれだけイジメられても どれだけ孤独を感じても 誰も助けてくれなくても 我慢出来たのに… いくら唇を噛んでも 抑えれない雫が、 ポタポタと床に落ちていく。 “あきらめろ” 振られてから… 気付いた… 私… 先生が、好きなんだ… .
/131ページ

最初のコメントを投稿しよう!