秋葉原駅集合

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【2019年:東京都反乱軍秋葉原基地】 三時間前に完全包囲されたこの「秋葉原駅」と呼ばれる施設は対空砲や装甲車が装備されており反乱軍は完全戦闘体制を取っていた。 だが正規軍は相手の施設を囲み、篭城戦に持ち込ませていた。 だが秋葉原駅には簡易型の列車砲が取り付けられた山手線車両が反乱軍により配備されていた。そして対する正規軍は続々と自衛隊やアメリカ陸軍を集結させていた。この合同作戦は今にも始められそうであった。 「よしお前ら、ハチキュー(豊和89式自動小銃)を持て。そろそろ戦闘が始まるぞ。」 顎髭を生やした隊長の様な人間は部下達に突撃の準備をさせる。そして部下達は一斉にアサルトライフルを持ちはじめ防弾チョッキを着はじめる。 そんな中、軍事用のテントに一つの部隊が集結しようとしていた。部隊名は「DARK NIGHT」。彼等は日米合同の特殊攻撃部隊である。 一番最初に来た日本人男性の名前は御剣京介(ミツルギ キョウスケ)。黒髪黒目の純日本人で自衛隊の特殊隊員である。髪は肩まで届き手には「豊和89式自動小銃」が装備されており迷彩柄の戦闘服とそれに装備されている吊りバンド(サスペンダー)には弾層ケースが取り付けられていた。 御剣は頭の88式鉄帽を深く被ると隣にある武器倉庫に移動した。
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