プロローグ

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素行は不良っぽかったが人望はあったため、彼女の通夜も告別式も大変大賑わいだった。 …なんか変な言い方だが。 久しぶりに顔を合わせた小学校の友人や中学の友人、つい最近出会ったばかりの高校のクラスメイト、はたまた近所や隣町のファンまでと参列者は多種多様、もはや簡易同窓会だった。 本人がいたら怒られそうだが(実際3回ほどお坊さんに怒られた)、それだけ彼女は周りに愛されていたのだろう。 いや、愛されていたんだ。
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