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枕元の時計を手探りで探し出し、見てみるとまだ6時前だった。
さっき見たときは5時30分だったから、まだ30分も経っていない。
気持ちが高ぶっているせいか、集中して寝ることが出来なかった……
起きる時間にはまだ早いが、諦めて体を起こした。
ヤカンに火をかけ、しばらくコンロの青い火を見つめながら考える。
告白するのはやっぱり今度にしようか……
寝る前に決意した気持ちが揺らぎはじめる。弱気な自分に押し潰されそうになった。
しかし、もう気持ちを抑えることも出来そうにない。
やはり後には引けない……
思い直し、いつもより濃いめに煎れたコーヒーを一口すすった。
彼女に会うのは今日の仕事終わりだ。
まずは仕事に集中しよう。
そう思いながら、ネクタイを締めた。
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