プロローグ

2/2
23人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
「………瑞穂…みずほ」 「………みずほっ…みず…ほ 起きろよ……いつものように 俺を叱ってくれよ、頼むよ……………………みずほ」 眠っている彼女を起こそうと 俺は彼女の体を揺らした 「…………なあ……嘘なんだろ 瑞穂……起きてくれよ…」 「……グスッ……た、頼むよ 瑞穂……………お願いだからさ」 俺は何度も彼女の名前を呼んだ だけど彼女からの返事は二度と 返って来る事はこなかった 18歳の冬、俺は愛しい人を 失った ――――――――。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!