13人が本棚に入れています
本棚に追加
―ガチャ
突然屋上の扉が開く音がした。
ツルギは慌てて涙を拭き、音のした方を見る。
すると一人の青年が歩いてきていた、その姿を見るなり剣は
「なんのようだ?秀」
と聞いた。
剣が話しかけた青年の名前は春原 秀(スノハラ シュウ)、成績トップ、VSA操縦トップクラスのエリート、そしてツルギがコミュニケーションをとる数少ない生徒の一人である。
「実は、また頼まれちゃってさ、今日は開発同好会に」
秀は笑いながら答えた
「またか……最近多いな。全く、よく飽きないな」
ツルギは呆れながらも真剣に言った
そして、立ち上がり秀に聞いた。
「報酬は?」
それは聞いたとたん秀は、待ってましたと言わんばかりに目を輝かせながら答えた。
「それが、すごいんだよ!不良集団との対戦日までの一週間開発室の貸出しと現段階で最新鋭の量産型VSA、シュバルツを二機頂きました!」
それを聞いた瞬間にツルギは驚いた
「シュバルツを二機もらった!?それに開発室も借りれるだと!?」
秀はクスクスと笑っていた
「すごいだろ?これから一週間、僕は君と僕のシュバルツを改造したいんだが手伝ってくれるかい?」
と秀は聞いた
それに剣は
「改造に役立てるかわからねぇけど手伝うぜ」
と答え、二人は早速開発室へと向かった
最初のコメントを投稿しよう!