ご利用は計画的に

2/10
195人が本棚に入れています
本棚に追加
/168ページ
代わり映えのない日常。 朝目覚めて制服に着替え 朝食を食べ満員電車で揉みくちゃにされながら学校へ着き、右から左へと つまらない授業を聞き流し。 何かをしたいという目標のない私はただ流されて 一体何処へ辿り着くのだろう? と昼休みに屋上で友人達と昼食をたべながら取り留めのない事をぼんやり考えて 「雷音!雷音っ!」 友人の呼び掛けに気付かなくボウッと上の空で 何?と返事をすると、友人がぷくうっと頬を膨らませ 「何?じゃないわよ!さっきから雷音と呼んでるのにボ~ッとして!」 するともう一人の友人が 笑いながら 「雷音がボ~ッとしてるのはいつもの事でしょ? それより、学校終わったらカラオケ行かない?」 カラオケね…。 友人2人は目をキラキラさせて 「今日はね、先輩達が誘ってくれたのっ」 ああ、そういう事。野郎同伴で、でも興味ないや 「パス」 即答で返答すると友人達が「え~っ、なんで?つまんな~い」とブーイングが起きたが、所詮数の埋め合わせ それより2次元の世界で 遊んだ方がよっぽど楽しい。 そうだ、帰りにでもゲームショップにでも寄って安い中古ゲームで良いのがあったら買おうかな。
/168ページ

最初のコメントを投稿しよう!