劣等感

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佳「じゃぁ1年間このメンバーで学園を支えていきましょう。今日はお疲れ様でした。以上です。解散」 佳都の声にみんな次々と席を立っては出ていった。 直「じゃぁ、俺らも…」 佳「直人」 直「なに!?」 立ち上がろうとしたら、急に佳都に腕を掴まれた。 佳「1年間よろしく。ところで…苦手な数学克服できた?」 直「う゛…微妙…」 佳「今度のテストでダメだったら、夏休み家庭教師つけられるって言ってなかった?」 直「うん…それだけは絶対やだ。なんとかしてみせる!!」 佳「そっかぁ…風紀と両立になるだろうけど、がんばってね」 頭を撫でると、佳都は行ってしまった。 充「佳都君って…相変わらず大人に見えるよね」 直「うん…」 佳都は… 自分と違って、何をしても完璧だ。 容姿も、スポーツも勉強も性格でさえも… 何一つ勝てるものがないんだ…。
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