秘想恋

始業、新。

｢担任誰だろうね？城島先生だったりして。｣

｢は！やだやだやだっ!!それだけは勘弁してほしい！｣

私が担任の話を持ち出すと、麻友は全力で城島先生が担任になるとこを拒否しだした。

この春休み、パーカッションパートは基礎からみっちりしごかれてたからなぁ…。

麻友はすっかり城島先生のことを毛嫌いしている様だった。

私はというと、別に城島先生に対しては特別苦手意識等はなく、むしろ先生に興味を抱いている。

昔から好奇心旺盛で、何に対しても興味を示すという性格からか、多分、新しく顧問が替わり先の見えない今の状況に、わくわくしてしまっている。