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「連れてきたよ♪やっぱり俺の勝ちぃ」
連れて来られたのは学校内とは思えない綺麗な部屋
そこでイケメン達は個々で好きな事をしていた
「え?もう捕まえちゃったんですか~?」
残念そうに呟く男の手には紐が握られている
「藤谷さんも人が悪いですよ。自分だけ楽しんで。僕の計画だとあと一ヶ月は苦しんでもらうはずだったのに…」
ド…ドSかコイツは;;
「え~?だって早く捕まえて手元に置いといた方が楽しいと思って。やっぱり男ばっかって暑苦しいじゃん」
男は私を床に下ろすとガムテープを剥がしてくれた
「この腹黒変態集団!私は絶対に「交換条件だ」」
言葉を遮った佐藤先輩を睨む
「お前は駅前にある喫茶店で特別販売されているクレープが好きみたいだな」
「な…何で」
思わず口に出してしまい慌てて口を塞ぐ
そんな様子を見て和樹は笑った
「お前が俺達の仲間になれば、毎日クレープを食べさせてやろう」
「マジですか!!?」
あの絶品クレープをタダで毎日!?
「それは甘やかせ過ぎじゃないですか?」
不満げに反論するドS変態野郎
「まぁ、家畜は肥やして食うのが一番だからな」
「家畜って!!!あんたら私を何だと思って…」
「で?入るのか?」
「入ります」
こうして私はクレープを餌に(餌ってまさに家畜だな;おい)組織に加わる事になった
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