見えない傷

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予期せぬことは突然起きる。どんなきっかけかわからない。 学校帰りいつもの公園へあいちゃんと遊びに行った。私はどんな女の子だったかというと活発で明るくて、スポーツも学年では得意な方で、とにかく公園で外遊びをするのが大好きだった。勉強も嫌いではない。 あいちゃんとはよく公園へ行ってた。 公園のそばの駄菓子屋さんへ私は行っていた。 駄菓子屋さんを出るとあいちゃんが親しげに話してるおじさんがいた。 その時は意識しなかったけど、40歳くらいの中年のおじさん。 よく会ったことがある様子であいちゃんとおじさんは話してた。 そのうちあいちゃんが駆け寄ってきた。 家にゲームいっぱいあるんだよ!それに500円づつくれるってさ。 遊びに行こうよ。 あいちゃんの知ってるおじさん。私はとくに何も考えずに自転車にまたがり二人のあとを追った。
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