ポット村と僕スティーヴ

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僕はひよこのスティーブ! でもただのひよこじゃないよ? 僕のからだは紅茶のポットでできているんだ! 色がらもいいけど、僕のからだは透明ポット。 ぜんぶ見えるって? だからいいんじゃない しょうじきってことだよ! 僕のすんでる村は、僕のようにポットなからだのどうぶつがたくさんいるの。 君たち人間でいう、食器屋さんの戸だなのなか、夜になると息をするように静かに村はあらわれる。 僕たちにとっては、ふつうのこと。 君たち人間には、ふしぎなこと。 あのね、僕はいつか君たち人間のなかのかけがえのない誰か出逢ってしあわせの紅茶をおなかで咲かせるのがゆめなんだ! 君の手でいれた紅茶とお湯、そして出来上がりを待っているそのときこそ、僕のやくめ! しあわせのおまじない。 ポット村しゅっしんだったら、それはとくべつなしあわせのポット。 しあわせなをおまじないをかけて、魔法の紅茶はできあがる。 さあ、食器屋さんでまってるよ! 君が僕を選んでくれるのを、まっているよ。
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