way of life―seventh―

23/27
前へ
/246ページ
次へ
ドアの向こうには、少女が立っていた。 百鬼 桜。白のワンピースに、塗れ羽色の髪。美しい髪。そして、美しい神。死神。世にも珍しい、死神。 「……いつからだ」 ドアの前にへたり込む。腰の力が一気に抜けた。立てなくなってしまった。緊張の糸が途切れてしまったのだろう。非常に疲れていた。 「いつからって、私がいつからここにいたかってこと?」 「違う」 疲れのせいか、いらいらしている。桜にはわかりきっていることのはずなのに。 「あの愛刀 夢追は、いつから療に取り憑いてる」
/246ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2232人が本棚に入れています
本棚に追加