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次の日は、朝からシンゴくんが声をかけてきた…
「おはよう♪ブー子昨日は何で逃げたの?やっぱり…あいつら苦手?」
シンゴくん…なぜ聞く?
「うん…やっぱり卒業前のあの事がね…」言葉を濁した…
「まあ、あれは酷かったからな…」
シンゴくん…分かってるなら何で蒸し返すの?
「うん…辛かったし…痩せたのもそれがあったからだしね…」
私…何言ってるんだろう?
「やっぱり…あれが…飯、少しは食えるようになったか?」
気にしてるのかな?
心配、されてる?
「変わんないかな…何か、食べてる自分が醜くて…人がいると、食べる事が出来ないんだよね…」
何か、素直に何でも話せちゃう…
不思議…
シンゴくんは、バックからチョコを出すと私に渡してきた…
「乗り換えしたら…また、満員電車だぞ、少しでも食っとけよ!」
「ありがとう」
私は、チョコを受け取り口に入れた…美味しい…
「また、倒れたら困るしな…体力つけろよ!」
シンゴくん…期待させないでよ
そんな事言われたら…
惚れちゃうよ…
「うん…」
あれ?
そう言えば…昨日から、シンゴくんの前では平気で食べてる?
あんなに、人前で食べるの嫌だったのに…
不思議…
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