冴えない中学時代

5/5
前へ
/37ページ
次へ
次の日からは… 地味に目立たない存在ではいられなかった… ストレスが溜まった皆に玩具にされた… 男子には、キモいと避けられ… 笑われ… 女子には、笑われ… 嫌みや、色々な噂をされた… 「ブー子は、男子全員に本命チョコ渡したんだって…」 やら… 「あの、数学教師にまでだよ… ヤバくね~」 など… 毎日が、苦痛だった… そして… 友達も、私の元を離れた… でも…1ヶ月の我慢… だから私は、頑張れた… 何を言われても… 聞こえないふり… 家族にもバレないように… 毎日、普通に普通を過ごした… でも…やはり…心はボロボロだった… 食事も殆ど食べられなくなっていた… 給食を残すと… また、バカにされた… 「ブー子~ダイエット…痩せて、彼氏でも作るの?」 「アハハ」笑い者… 笑われても…食べてる自分が、気持ち悪く… 醜くて… 食べられなかった… それでも夜は… 親に心配かけられないと… しっかり食べていた… だから、急激に痩せたりはしなかった… 卒業まで1ヶ月… なんとか過ごした… シンゴくんが、あの日から… 皆と一緒に私を、バカにしてたかどうかもわからなかった… 余裕のない私には、記憶になかった…
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加