卒業…そして

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卒業…そして

春休みに入り私はホッとした… 両親は共働き… 家族は夜しかいない… 私は家から殆ど出なかった… 毎日、家でずっと勉強していた… 全てを忘れるために… 毎日勉強に集中した… 両親に嘘をついた… 毎日、友達と外食したと… 嘘をつき殆ど食べなくなっていた… 両親は、忙しい時期とかさなり… 私の変化に気が付かなかった… 私は、髪を切った… 中学時代は、腰まであるロングの髪を毎日2つに三編みにしていた… それを、ショートにした… そして、少し茶色く染めた… そう、私は別人になろうとした… 私は、遠くの高校に進学した… だから、私の過去を知る人がいないと思って… 別人になろうとした… そして… 本当に別人になっていた… 体重は、みるみる落ちて… 顔も、小さくなった… しかし、食べないダイエット… 筋肉も、衰えた… 体力も落ちてきた… それでも、私は、食べる事に抵抗があり… 食べられなかった… そして…高校生活が始まった 電車通学…片道二時間… 朝は早く… 帰りは遅い… 地元の同級生とも殆ど一緒にはならなかったし… いても、避けていた… 誰も私には気が付かなかった… 同じ学校に入学した人もいなかった… 学校でも、友達は作らなかった…高校でも… 地味で目立たない存在に徹する事にした… はり、恋愛に憧れはしたが… 決して、無駄に期待はしなかった… 誰も私を好きになるはずない… と、キモい私は誰にも声をかけないと… 朝早く、夜遅い… 私はどんどん食事を減らしていた… 自分でも気が付かなかった… 私の体重は、中学の時から20㎏も痩せていた… 制服は緩くベルトで止めて… それでも、太っている気がして嫌だった… 5月も終わり… 学校にもなれてきた… 私の生活リズムも何となく決まってきた… 朝、6時に家を出て9時頃帰宅… 学校が終わると私は、学校近くの図書館で勉強をしていた… 地元の同級生に会いたくかなった私は、帰る時間を遅らせていたのだ… それと、両親に友達いますよ… 食事を友達としてますよ… と、食べられない… 友達がいない事を隠す為に 私は、地元の同級生がどこの高校に進学したかも分からなかったし… 私には、関係の無いことだった… 私の毎日は、つまらないものだった… ただ、毎日学校に行き… 目立たないようにする… 誰とも関わらないため… 常に勉強や読書をしていた… 両親は、成績が良ければそれで良かったし…
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