卒業…そして

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食事をしてると、嘘をついていたから… 毎日の食事代と貰っていた、お小遣いは貯まったっていた… お金があっても… 何も欲しいものもなく… ただ、生きてる毎日… 光のないトンネルの中をさ迷っているようだった… それでも、毎日素敵な男子に… 恋愛に憧れる気持ちは消えなかった… それは、梅雨の暑い朝だった… 私は、朝6時に家を出る一本目の電車は、いつもガラガラ凄く空いているが… 乗り換えをして、二本目の電車は… いつも込んでいる、そして押し込まれながら乗り込むのだ… その日も、いつものように、電車を乗り換えて… 学校に向かう電車の中… 後、2駅で降りる駅に着くというところで… 突然、具合が悪くなってしまった… 私は、必死に我慢した… やっと、駅に着き… 朦朧としながら人の流れに流されて、電車を降りた… そして… 少し歩くと、ホームでうずくまり座り込んでしまった… 涼しい風を体に感じ… 嫌な脂汗もどんどんひいていった… そして… だんだん、周りの音も聞こえてきた… すると、誰かが私に声をかけた… 「大丈夫か?駅員さん呼んでこようか?」 私には遠くに聞こえた… 「大丈夫?」誰かが肩に手をおいた…
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