Project1 オペレーション-少女育成計画-

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センター内を進み、目当てのショップを見つけると、骸はその前でぼんやりと立ち止まった。 買い物をしなければならなかったが、なかなかそんな気分になれない。 たくさんのカラーが混濁するショップの中を見ながら、思う。 カラフルなそれらの商品は、男性を威嚇しているようにしか見えない。 まるで鎧だ、と骸は小さく笑った。 そんな骸の背後で、リンとベルが鳴った。 「むーくろっ!」 声に振り返ると、セーラー服姿の女の子が立っていた。 ショッピングセンター内で自転車を押していた彼女は、クラスメイトの及河 沙夜華だった。 .
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