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「5分くらいランジェリーショップを覗いていたよね。
それも、子供用の下着コーナー見てた」
「ずっと僕を見ていたのですか?」
「うん。
ずっとパンツ見ながら難しい顔してた。
でも、最後にニヤッて笑ったから、怖くなって声かけたの」
「えっと……友達の…友達のお姉さんの誕生日で、その子供の下着でもプレゼントしてあげようかと思ったんです」
「そう。ちょっとビックリしたよ。
変なことに使うのかとか……そんなのないよね」
「変なことに使うのなら、新品を買ったりしませんよ。
あ、いや、変なことに使う気はありませんけど」
骸と顔を見合わせて笑った沙夜華だが、ふと首を傾げた。
「誕生日に下着のプレゼントをあげるほど、骸と中の良い友達のお姉さんなんて、いたっけ?」
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