Project1 オペレーション-少女育成計画-

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「………あたしは甘いものなら、なんでも好き。 なんでそんなこと訊くの?」 「女の子って何に興味があります? ファッションや恋愛…」 「あのさ」 沙夜華が、ムッとしたように振り返った。 「前々から思ってたけど、骸って、女の子に対しての情報が極端に少なすぎ」 「しかし、次の選挙でどちらが政権を取るとか、どの関連株価が上がるかとか、そんな話をしている女子生徒を見たことがありません」 「地球規模の話もするけど? 温暖化でシロクマが困ってて可哀想とか」 沙夜華は選んだ下着を、骸に押し付けた。 「沙夜華がレジを通してください。 お願いします」 そんな骸に、沙夜華がじっと疑わしげな視線を向けた。 「な、なんですか?」 .
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